「店販って、すすめるのが苦手で…」
せっかくご来店くださってるお客様に、商品をすすめて「売り込まれた」と思われたくない。その気持ち、とてもよく分かります。
でも、少しだけ見方を変えてみてください。ネイルサロンの店販は、次のご来店まで、きれいな指先を保っていただくための「おうちケア」の道具です。
ネイルの持ちは、おうちでの乾燥ケアで変わる
手洗いやアルコール消毒、水仕事。毎日の生活の中で、指先からは少しずつ油分が失われていきます。
- 爪のまわりが乾燥すると、ささくれや甘皮の白っぽさが目立ちやすくなる
- 指先がうるおっていると、ネイルのツヤもきれいに見える
- キューティクルオイルを1日数回、ハンドクリームと合わせて使うのがおすすめ
こうしたことを伝えるとき、「では、何を使えばいいの?」の答えまで手渡せるのが店販です。お客様が知りたいのは、商品そのものより「きれいな指先が長持ちする方法」なんですね。
店販が動いているサロンは、お客様からの信頼が大きい
店販がよく動いているサロンを見ていると、共通していることがあります。それは、お客様からの信頼が大きいことです。
爪の悩みを相談してもらえる。指名で通ってくださる。そんな関係ができているお客様ほど、「このネイリストさんがすすめてくれるなら」と、自然に手に取ってくださいます。
店販は、売り込みの結果ではなく、信頼関係の「結果」として生まれるものなのかもしれません。
ネイルサロンで置きやすい店販商品
- キューティクルオイル:ペンタイプなら、持ち歩いて外出先でもさっと使える
- ハンドクリーム:オイルと合わせて、手肌ごとうるおいを守る
- 爪の保護液:ジェルをお休みする期間の自爪のケアに
- 爪やすり(ファイル):長さや形を、おうちで整えたいお客様に
キューティクルオイルは、香りの違いで選ぶ楽しさもあります。「自分用にもう1本」「お友達へのプレゼントに」と、手に取っていただくきっかけが広がる商品です。
成分や製造元がはっきりしている商品を選んでおくと、ネイリストさん自身が自信をもっておすすめできます。
置き方と季節で、自然に手に取っていただく
すすめる言葉がなくても、お客様のほうから「これは何ですか?」と聞いてくださる。そんな店販の置き方があります。
- 受付やお会計の近くに、値札を付けて置く:お客様が自然に目にする場所に置き、値段まで分かるようにしておくと、「聞いていいのかな」という迷いがなくなります。
- テスターを置く:香りや使い心地を、お客様ご自身で気軽に試していただけます。
- 仕上げのハンドマッサージで使う:施術の最後に、店販のハンドクリームやオイルでマッサージをすると、香りやうるおいを、そのまま体感していただけます。
- 季節に合わせて入れ替える:空気が乾燥する秋から冬はハンドクリームを手前に、年末や母の日の前はギフトにもなるセットを。季節ごとに並びを変えるだけで、「今これが必要かも」と気づいていただけます。
- 最初は、少ない種類から:たくさんの種類をそろえなくても大丈夫です。ご自身が本当に良いと思える1〜2品から始めて、お客様の反応を見ながら増やしていくほうが、在庫を抱えすぎずに続けられます。
並べ方を少し変えるだけで、「すすめる」から「選んでいただく」へ、店販の雰囲気がやわらかく変わります。
「誰に・何を・いつ」を残しておくと、次の会話が生まれる
店販をお買い求めいただいたら、どのお客様が、何を、いつ購入されたかを記録しておくのがおすすめです。
- 次のご来店で「この前のオイル、香りはどうでした?」と話しかけられる
- 使い切るころを目安に、さりげなくご案内できる
- どの商品が、どのお客様に喜ばれているかが見えてくる
店販は「売って終わり」ではなく、次のご来店までお客様とつながっている時間をつくってくれます。
最後に
店販は、売上を上げるための手段である前に、あなたが仕上げたネイルを、次のご来店まで楽しんでいただくためのものです。
「このネイリストさんがすすめてくれるなら」と思っていただける関係こそが、何よりの財産ですね。
実は本日、店販でもお役に立てるようにと、linailに『店販商品の売上入力機能を追加し、明細やExcel等に残していける機能』を実装いたしました。
ご予約とは直接関係ないのですが、こちらの機能で店販のお役に立てれば嬉しいです。